ここから本文です。
入試情報最前線
高等部 上田
2025年度大学入試から新課程入試スタート
2022年度から新学習指導要領での授業が始まり、いよいよ現高校3年生より新課程での大学入試がスタートします。今回は大学入学共通テストの変更点についてまとめました。
2025年度大学入学共通テスト
教科 | 科目 | 試験時間 | 配点 |
国語 | 国語 | 90分 | 200点 |
地理 歴史 公民 |
|
1科目 60分 最大2科目 |
1科目 100点
|
数学 |
|
70分 |
100点 |
理科 |
|
1科目 60分 最大2科目 |
1科目 100点
|
外国語 |
|
リーディング
|
リーディング
|
情報 |
|
60分 |
100点 |
国語は、大問が1つ追加され、試験時間が10分増えて90分となります。配点は近代以降の文章が110点、古文が45点、漢文が45点となります。
地理歴史・公民は、出題科目が大きく変更されることになりました。新たな科目構成では、「地理総合」「歴史総合」「公共」という新設科目が加わり、より幅広い知識や思考力が求められます。最大2科目を選ぶ形式となりますが組み合わせには制限があります。
数学は、これまでの「数学Ⅱ」「数学Ⅱ・数学B」「簿記・会計」「情報関係基礎」が再編成され「数学Ⅱ、数学B、数学C」の1科目にまとめられ、その中に選択問題が用意されています。また、試験時間が10分増えて70分となります。
新科目「情報Ⅰ」
2025年度大学入学共通テストから加わる「情報Ⅰ」。国公立大学の多くが必須科目、私立大学も共通テスト利用入試で選択科目として設定されています。
(1) 情報社会の問題解決 |
(2) コミュニケーションと情報デザイン |
(3) コンピュータとプログラミング |
(4) 情報通信ネットワークとデータの活用 |
情報とメディアの特性 | コミュニケーションとメディア |
ハードウェアとソフトウェア |
通信プロトコル |
問題解決の考え方 | 数値と文字の表現 | 論理回路 | インターネットの仕組み |
情報セキュリティ |
音と画像の表現 | アルゴリズム | データの収集と種類 |
個人情報と知的財産権 | データの圧縮 | 変数、演算、配列、繰り返し |
データの分析 |
著作物の利用と権利 | Webページと情報デザイン | 関数、分岐、探索、ソート | データの活用とデータベース |
「情報Ⅰ」というとプログラミングのイメージがありますが、それだけでなく、法制度や権利関係等の知識を身につけることや計算問題の演習も必要となります。
大学入学共通テストではわずかな得点差でも合否に大きく影響することから、他の教科と比べて配点が低いとしても「情報Ⅰ」の学習をおろそかにすることは危険です。特に初年度ということで難易度がそこまで高くならなければ、より高得点を狙うチャンスでもあります。とはいえ受験生にとっては、どのように「情報Ⅰ」の対策をすればよいのか…という不安もありました。
そこで市田塾では、Life is Tech社の「情報AIドリル」を活用し、多くの生徒が「情報Ⅰ」対策に取り組んできました。タブレットを利用して次から次へと出てくる問題を解いていきますが、その結果に合わせてAIが一人ひとりの学習の力点と学習プランを提案してくれます。また、詳しい解説も用意されています。学習の合間に自分のペースで取り組むことができます。
第一志望校合格に向けて
現高校3年生は「大学入試が大きく変わる年」の受験生となります。この2年半の間、大学入試に向けて着々と準備を続けてきました。市田塾高等部では受験生一人ひとりの不安を取り除き、確かな自信をもって入試本番に臨めるようていねいに指導を続けてまいります。
2024年度大学入試情報はコチラ
市田塾高等部からのお知らせはコチラ