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理科
ISJ本部 北本
わくわく科学実験
今回は部屋の中での雪見(ゆきみ)に挑戦です。雪といっても本当の雪ではなく、塩化アンモニウムという物質の結晶(けっしょう)ですが、水中で結晶が舞(ま)う様子はあまりにもきれいで、何度やってもしばらく魅入ってしまいます。みなさんもぜひ挑戦してみましょう!
材料
- 塩化(えんか)アンモニウム( インターネットで手に入れることができますが、東急ハンズなどで実験キットとしても売られています。)
- 試験管(ない場合は細い容器やペットボトルなどでもかまいません。)
作り方
- 試験管の中にお湯を入れ、塩化アンモニウムを溶(と)けるだけ溶かします。
- お湯がさめるまで待ちます。しばらくすると、容器の下のほうに小さな点のような白い結晶が出てきます。落ちてくる間に結晶の成長する様子を観察してみてください。
※ お湯の量や温度によって溶かす塩化アンモニウムの量は変わりますが、お湯100gに対して、60gぐらいが目安です。
※ 何度もくり返して観察したいときは、コップにお湯を入れその中に試験管をつけておけば、再び塩化アンモニウムが溶け、液が無色になります。
なぜ結晶ができるのでしょうか?
塩化アンモニウムは水の温度によって溶ける量がまったくちがい、温度が高くなるほど溶ける量は多くなります。はじめにお湯でたくさんの塩化アンモニウムを溶かしておくと、温度が下がったときに溶けきれなくなった塩化アンモニウムが結晶となって水中に出てきます。くわしくは5年生の『ものの溶け方』で学習しますので、低学年の人は楽しみにしておいてください。
〈実験上の注意〉
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