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数学科 室田

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日常生活でみられる放物線

 

 

 小学校6年生や中学校の間に数学では色々なグラフを勉強します。今回は中学3年生で習う「放物線」というグラフについて取り上げます。グラフの形は左右対称の曲線です。(図1)
このグラフには面白い性質があります。正面からやってきた光や電波がこの放物線の面に当たって反射すると必ず一点に集まります。(図2)

 

 

 

 さて、実はこのグラフは日常生活に取り入れられています。例えば人工衛星テレビのアンテナに使われているパラボラアンテナは断面がこの放物線になっています。これによりアンテナで受けた電波は全て焦点に集まり効率よく受信できます。(図3)
 また、懐中電灯の内部の断面も放物線になっていて、焦点の位置に置かれた豆電球から出た光はアンテナの時とは逆で、一度内部の壁に反射して全てまっすぐに進みます。これにより前方をよりはっきりと照らすことができるのです。(図4)

 

図3
図4

 

 このように普段目に見えないところで数学がしっかり使われています。
今日授業で習った内容が、自分の身の回りで利用されていないか探してみると楽しいですよ。

 

 

 

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