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国語
富雄校 常田
みんなで投稿 発見575
みんなで投稿 発見575
今回のお題は「生き物」です。生命力あふれる春から夏にかけて、どんな発見があったかな?
生き物以外の作品もたくさんありました。たくさんの応募、ありがとうございます。
それでは、今回の特選の発表です!
みつばちが
お花の家に
おじゃまします
まほりんご
まるで童謡の世界のような、すてきな575ですね。まほりんごさんは、みつばちをよく観察しています。チョウとちがい、ミツバチは花にもぐりこんで蜜をあつめます。あしにつけた花粉団子も、手土産のように見えます。その情景をみつばちになった気持ちで、うまく575にできました。
クワガタの
せなかについた
くものいと
犬は神
くもの巣をものともせず、樹液場にやってきたノコギリクワガタの大あご。丸みを帯びた黒光りする上羽に、ふわりと残る白く細いくもの糸。平家物語を読んでいるようです。力強さとはかなさの対比が効いた秀句です。よくぞ、その一瞬を見ることができました。
「みつばち」も「クワガタ」も、どちらも季語(季節を感じさせる言葉)ですから、今回の特選二句は立派な俳句です。みつばちは「春」、クワガタは「夏」ですね。どこかで聞いたことのある言葉にながされず、きちんと自分の言葉で575にまとめられたところが素晴らしいと思います。
さて、次回の575はどんな作品ができるのかな?
ふとした瞬間の発見を教えてくださいね。たくさんの応募、待っています。