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理科
北本
わくわく科学実験
~変幻自在のまるいヤツ~
テーマとして私たちにとても身近な存在である『光』を取り上げました。当日は約70名もの参加者とともにたくさんの実験を行い、みんな楽しく過ごすことができました。今回のわくわく科学実験は、T-Kidsで取り上げたおもしろいものをみなさんに紹介します。
いきなりですが、質問です。写真①を見てください。プラカップの中に丸いボールのようなものが入っています。何個入っているように見えますか?
正解は何と「100個」です。実際にプラカップの中をざるに出したものが下の写真②です。
この丸いものは「ジェリーボール(プラントビーズ)」とよばれ、観葉物のはちの中に入れてかざることなどに使われています。
さて、色のついていないジェリーボールをプラカップに入れたものを用意します(写真③)。ここに少しずつ水を入れていくと、ジェリーボールが消えていきます(写真④・⑤)。完全に消えると奥にはってあるなぞなぞが出てきますが、なぞなぞの答えは分かりますか?
なぜ、ジェリーボールが見えなくなるでしょうか?実はもともとジェリーボールは1mmほどのビーズのようなものです(写真⑥)。これを数時間水につけておくと、写真③のように水をすって1cmをこえるくらい大きくなります。ということは、体積にして1000倍以上にもなるということです。つまりほとんど水のようなものなので、色のついていないジェリーボールは見えなくなってしまいます。
ジェリーボールには吸水性ポリマーというものが使われています。吸水性ポリマーはみなさんもお世話になったことがあるかもしれませんが、「紙おむつ」などに使われています。ジェリーボールは百均でも売られていますので、みなさんも一度買って遊んでみてはいかがでしょうか?